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「涙の太陽」でデビュー、歌手の安西マリアさん死去。息子をおいて死ねないが口癖 [ニュース速報]

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先月、2月20日に心筋梗塞で倒れ緊急入院、危篤状態であった安西マリア(本名・柴崎麻利子)さんが今月3月15日に60歳という人生に幕を下ろした。
と16日に所属事務所が発表した。

2月20日午後20時30分ごろ、自宅で心臓に痛みを訴えて自ら119番通報。
都内の病院に搬送後「急性心筋梗塞」と診断され、集中治療室(ICU)で治療を受けていたという。




安西マリアさんは1983年に結婚、翌年に長男が誕生。

しかし、夫の女性問題が原因で1990年に離婚してしまう。

その後のシングルマザー生活には苦悩・疲労と奮闘。

長男には知的障害があるため、自活することが難しく、要介護認定も受けていた。
そのうえ、安西マリアさんまでも認知症を患っていた。


マリアさんは長男にアルバイトをさせたこともあったが、うまく適応できないことがあるなどして
途方に暮れたこともあった。


そんな中、ふたりの介護費用の足しにするため2000年には芸能界に復帰、
かつては水着さえ嫌がった彼女が、2012年にはヌード写真集も出版した。


「私、息子をおいて死ねないのよ」──それが彼女の口癖だった。


“奇跡的に息を吹き返したとしても、再起は難しい”との医師の判断に
マリアさんの叔父にあたる人物が最終決断として人工呼吸器を外す選択をした。

呼吸器を外すと、“水の中で溺れているように必死で呼吸するから、見ていられない”
と叔父は言ったそうです。


葬儀は公には行わず、遺族の強い希望で密葬とするそうです。


ご冥福をお祈りします。

安西マリア.jpg


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